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2015-12-21 ひとり読書会をやめた

2014-06-18 からはじめた『ひとり読書会』を 2015 でやめるつもりだ。

いろいろと思うことを記録しておく。

ひとり読書会は一貫してオンライン勉強会として実施してきた。オフライン化を検討したこともあったが最後まで実施しなかった。今回やめることになるがオンライン勉強会という形式を悪いとは思っていない。オンライン勉強会については広めていきたい。オンラインにすることで物理的な距離という制約を取り除けるのは良いことだからだ。

ひとり読書会ははじめ「みんなで一冊の本を読む」形式ではじめたが、この方式にはいくつかの良い点・悪い点があった。良い点は強制力だ。定期的に実行する形をとるので少しずつは読み進めることができる。悪い点は読むペースを選べないし、ペースが遅くなるし、読みたい本を選べない。

上記の悪い点の一部を回避するために「事前に読む」という選択肢はある。今度は強制力が弱まり、勉強会の時間は議論に使うということになる。議論で深めるという形式を取ることは難しい。この選択肢を採った場合は参加者によってその価値が大きく変わる。少なくとも「ひとり」であればまったく実施する意味はない。それに議論しろというのはハードルが高い。参加しづらいだろう。

そこで「みんなでバラバラの本を読む」形式に切り替えることを考えた。今度はみんなで読書をする意味を感じなくなった。文字通りひとり読書会なのだから時間を強制されることくらいしか利点がない。mockmock.dev というオンラインもくもく会に参加してみて思ったことには、もう読書に絞る必要性もよく分からない。たとえば時間だけ切ってあって、その中では何をしても構わない。それで十分だろう。もちろん読書に絞ることでうまく進められる部分はあるかもしれない。だけど、そこまで大きなメリットがあるようには思えない。

どうすればいいという結論は出ていない。

他に大きく失敗したことがある。名前だ。名前は大切だ。「ひとり読書会」ではどういう会なのかが伝わらない。それに語呂も悪いし、ハッシュタグも設定しづらい。これは失敗した。

チャットツールは最初から最後までしっくりこなかった。通話のための Skype はログが失われる結果になったし、 lingr はいまひとつ使い勝手が悪かった。 Twitter は雑多なことを話したくない人も居ただろう。適度にオープンで、それで居てやりづらくなく、使いやすいツールを見つけるのは難しい。

GitHub や Twitter のアカウントを確保したの正解だった。ほとんど活かされることはなかったが、自身で維持しなくていいので、今回やめたあともアーカイブすることができる。似たような勉強会を誰かが企画したときに役に立つかもしれない。

最後にやめる理由について書いておく。

端的に言うと燃え尽きたからだ。 CTMCP を読んで満足してしまった。この勉強会へのやる気が失せてしまった。重い本を読めたのは良かったけれど、それで気持ちに区切りがついてしまった。

2016 年は重い本をなるべく読もうとは思っているけれど、そのための手段として週 1 回コツコツという方法は取らずに一気に読もうと思う。ペースが遅くなることは良いことだと思えないからだ。ざっとでもいいから一気に読んで、何度も読むことが良いようにいまは思っている。