2018-11-26 『遠まわりする雛』を読んだ
米澤穂信さんの『遠まわりする雛』を読んだ。古典部シリーズの 4 冊目。短編集。
- 『氷菓』 (2018-10-26)
- 『愚者のエンドロール』 (2018-10-28)
- 『クドリャフカの順番』 (2018-10-29)
これまでの 3 冊の時間を補う形で 1 年が描かれている。
関係ないけど読んでいて思いついたことをツイートした。↓のスレッドをたどると良い。
ちなみに『遠回りする雛』の「大罪を犯す」で折木が千反田や福部の考えかたへの理解について考える際に期間を持ち出したところで思ったこと。話の筋とはぜんぜん関係ない。
— bouzuya (@bouzuya) 2018年11月25日
ローレンス・レッシグさんの『コモンズ』を読んでいる。今回は『 CODE 』 (2018-11-18) よりしっかり読もうと思って段落ごとにメモをとりながら読んでいたのだけどつらい。翻訳ってのもあるけどたぶん元の文章からダメなんだと思う。
ひとつの段落で複数のことを書いてしまっているのでひとつのことを書いてほしい。章で話題が散りすぎているので細かい見出しをつけてまとめてほしい。せめて章ごとの要約がほしい。表現のブレがある。代名詞が多い。二重否定のようなまわりくどい表現が多い。たとえが邪魔など……。それらが原因で全体的に余計なものが多い。要するにページ数がかさんでいる。それらを除けば 1/10 のページ数でもおさまると思う。
良いことは書いてあると思うのだけど。余計なものに埋もれていてつらい。誰かが要約してくれたものを読みたい。これは CODE のときも思ったのだけど「訳者あとがき」だけを読むのが良いかもしれない。とりあえず読んでみるけど「訳者あとがきを読むのが良い」という評価はたぶん変わらないと思う。