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2019-02-25 『お金と感情と意思決定の白熱教室』を読んだ等

『お金と感情と意思決定の白熱教室』を読んだ。以下メモ。

意思決定は長期的な目標から合理的に決まるのではない。例えば既定値に引きずられるなどちょっとしたことで決まってしまう。

人に流されてしまう。同調してしまう。人の目を気にしている。匿名性はそれを壊す。

感情に流されてしまう。例えば見た目が便器だと水を飲む気にならない。ぼくは論理よりは感覚でものを決めるのはそうだろうと思う。ただ「感情」でくくるのが乱暴だと思う例もある。言葉の意味合いの違いがあるのかもしれない。

引用されているスターリンの「一人の死は悲劇だが百万人の死は統計上の数字に過ぎない」そうかもしれない。この本は全体的に「そうかもしれない」と思わせる面白い例が多い。

セルフコントロール。双曲割引。チョコレートをもらえる。「いまもらうか一週間後に倍もらうか」と「一年後にもらうか一年と一週間後に倍もらうか」で一週間の価値が変わる。ものの価値は時間経過で一気に下がったあと緩やかに下がる。つまるところ目の前の (空間・時間) ものを我慢するのは難しいんだよな。

代替報酬。ゲーミフィケーション。損失回避。薬を飲ませるには……という例。飲む飲まないに関わらず宝くじを配り薬を飲んでいないときは当選してもお金をあげない。確かにつらそうだ。動機づけは何か別の本を読んでみたい。

お金。機会費用 (=他の選択肢で得られたはずの利益) 。毎朝一日分だけを渡せば何を諦めなければならないかが分かる。この感覚は『〜 欠乏の行動経済学』 (2019-02-02) に似ている。足りなくなることである種のボーナスが得られる。

相対性。同じ 8 ドル差でも 15 ドルの買い物のときと 1015 ドルの買い物のときで異なる。これも欠乏の行動経済学 (だったかな……) の錯覚の例に近い気がする。相対的にしか見れない。

出費の痛み。支払いタイイングで痛みが変わる。

心の会計。用途ごとに別の財布があるように感じる。ポイント。

アンカリング効果。一度決めた値段に引きずられる。特に「無料」の効果は強い。無料だったものにお金を払うのは難しい。

ボーナスは業績が高くない人ほど (今以上の成果が期待できるという意味で) 効果が大きい。

やりがいのない仕事。繰り返し。徒労感。成果を無視されたり、目の前でシュレッダーにかけたりする実験。つらそう。

卵理論。卵を入れる手間 (労力) をかけさせるほうが高く自己評価する。わかる。


『 SHIROBAKO 』を観た。このブログの記録はないが過去にも観ている。今回は妻と Prime Video で。


bouzuya/purescript-bouzuya-datetime 0.3.0 をつくった。

  • Bouzuya.WeekDate などを Bouzuya.DateTime モジュールに集約
  • Bouzuya.DateTime.TimeZoneOffset モジュールを追加

パッケージ名から推測できるモジュール名のプリフィックスのほうが良いかなと。

formatters を含めるかで悩んだが含めないことにした。近いうちにつくる。