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2018-12-06 『コモンズ』を読んだ

bouzuya/yzrhRecordToArray をつくった。

レコードの各要素を Array aa に変換してまとめる感じ。

目的を見失っている。


ローレンス・レッシグさんの『コモンズ』を読んだ。

『 CODE 』 (2018-11-18) の続きと言っても良さそう。どちらもコントロールについて書いてある。

『 CODE 』ではコントロールの方法に法・市場・規範・アーキテクチャがあること。そしてインターネットのアーキテクチャつまりコードによるコントロールは従来よりも厳格になってしまう可能性があること。法によるコントロールはコントロールしないためにも必要(要するにバランスが大切)といったことが書かれている。

『コモンズ』ではすべてをコントロールするのではなくものによってはコントロールしないことを提案している。所有権・財産権。すべてを誰かのものとしてコントロールする方向に進もうとしていることに対してコモンズつまり共有のものとして置くほうがより良い結果をもたらすといったことが書かれている。

メモ。コモンズ。共有地。誰かの許可なく利用できるもの。たとえば著作権で保護されたものは派生作品に対して著作者がコントロールを持っている。フェアユースなどもあり限定的なコントロールである(拡大され続けているのだけど……)のだけれど新しく何かが生まれること(この本ではイノベーションや創造性という単語で表現されていた)を阻害する。次に生まれる何かの入力として使えるようにする。自由な活動に対しての制約(誰かの許可つまりコントロール)を減らす。

ぼくが OSS のそばに居るのはこういう自由を感じられるからかもしれない。