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2013-08-11 映画『風立ちぬ』を観た

映画『風立ちぬ』を観た。何が言いたいのか分からなかった。堀越二郎リスペクト、なのかな。

妹やら恋人やらの扱いがどうもふにおちない。極端に言えば要らないような気もして、何を見せたかったのか、理解できないままに終わってしまった。堀越二郎の人生なぞりました、くらいの印象である。

ホテルで菜穂子と再会するくだりとか、それ以降の婚約までの展開とか。なんだかピンとこない。失敗で落ち込んでたところにたまたま昔あった女の子が居て、うまいこといった、程度のもので、さんざ宣伝なんかで見るあの紙飛行機のシーンとかアレで良いのか。菜穂子というの人は頭悪いのか、と思ってしまった。

一緒に観に行った方は「夢を追うことが〜」と言っていたけれど、主人公は夢をもっていることは当然として、それよりもその才能が強調されていたように感じた。例えば、サバの骨の曲線を美しいとする感性であったり、兵器だろうが、暖房器具だろうが、他国だろうが関係なく「美しい」でまとめてしまうところとか。お前は安倍さんか。

天才設定の男が、夢に向かって仕事をしつつ、美しい女性と運命的な再会を果たして結婚し、成果を残し、終わり。なんだろうな、嫉妬かな。面白くないね。

あといくつかのサイトで観た、この映画は右翼だのというアレ、微妙だなあ。確かに同じノリでオッペンハイマーリスペクトな映画が日本で公開されたら、ヒステリックに騒ぐ人は居そうだ。

まあ、のんびり観ればいいんじゃないかな。そこまで刺激が強い映画ではないかと。

13 min.