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2013-07-21 EC2とIRCとを組み合わせる

AWS : Amazon Web Services の、特に EC2 : Elastic Compute Cloud を自然に使えるようになりたい。使い慣れないといけない。個人でも柔軟にマシンリソースを使うための手段のひとつとして Amazon EC2 は押さえておくべきだと思う。

また、ぼくは IRC に興味がある。一方で IRC を怖いと感じる。その理由は IP アドレスが隠れないことにある。IP アドレスがバレることが直接的に問題にならないことが分かる程度には情報系の勉強はしているのだけれど、bouzuya というユーザーを表す IP アドレスが分かると、ちょっとした問題を引き起こす可能性がある。

例えば、ぼくの言動を見ていれば、当然自宅にサーバーを立てているだろうという推測が立てられるし、ソフトウェアの脆弱性によっては情報の漏洩や不正なアクセスなどを許す可能性がないわけではない。ぼく個人よりも bouzuya の方が露出が多いわけで、不特定多数から狙われる可能性が高い。侵入された上で bouzuya とひもづけられることはもちろんあるだろうが、逆よりはずっと確率が低そうだ。bouzuya と IP アドレスとをひもづけられると上記のような危険が高まる。

そこで EC2 で立てたインスタンス上で IRC を使って会話すれば良いのではないかと考えた。EC2 であれば使い捨ての IP アドレスで使い捨てのマシンを操作できるし、ぼくはまだ無料期間なので micro インスタンスなら無料で遊べる。それに上記の EC2 を使えるようにという希望にもマッチする。

で、EC2 インスタンスに irssi やらを入れたりして、ちょろちょろと遊んだ。AMI ではなく Ubuntu Server 12.04 にした。慣れの問題で。IRC は勝手は分からないけど、雰囲気でそこそこ触れる気がする。EC2 も同様。イメージからインスタンス起動して、SSH でつないで、apt でインストールして、使って、要らなくなったら Terminate でインスタンスを破棄。うん、こういうちょっとした手順は慣れが肝心だから、経験しているとすぐにできるもんだね。Security Group に注意しておかないと port がふさがっててアクセスできない、とかね。やってりゃすぐ分かることだから。

何かを試すのにすごく楽な環境。汚れたらポイ。飽きたらポイ。VirtualBox やらの仮想マシンでも同じような恩恵は受けられるけど、EC2 の場合だとネットワーク的にも隔離されているのが今回の場合だと重要なポイントかな。

ついでに IRC サーバーも立ててみた。 EC2 インスタンスにて IRC サーバーを立てて、ローカルマシンにて IRC クライアントインストールして繋いでごにょごにょ。思いの外うまく行ったので、何かのタイミングで活用したいな。通知用の何かをつくったり、Web サーバーと連携したりできるんじゃなかろうか。Skype はプロプライエタリなせいもあって、どうしてもこういう可能性を感じられなくて困る。

あと調べる過程で XMPP (旧称: Jabber) とかも知って、そこそこ面白そうだと感じた。もう古いんだろうけどね、Google Talk そういえば学生時代に使っていたなあ、とか。Skype よりはオープンなやり方なのかも。色々調べたいし、試したいし、時間がないなあ。

それにしても楽しいね!

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