2016-08-06 tiling window manager の Amethyst をためした
ianyh/Amethyst をためした。まだ tiling window manager 初心者なので良し悪しの判断はついていない。
Amethyst は tiling window manager 。一般的な window manager は compositing window manager と呼ばれるもので、window の重なりのほか各種効果を付与する。ぼくはあまり詳しくないので stacking window manager との違いがよく分からない。ぼくの思う tiling window manager は、 window を自由に配置するのではなく tile 状に配置する window manager だ。
ぼくは確か Windows 7 から入った Win + Up / Down / Right / Left の shortcut key を愛用している。これは window の最大化・最小化・左半分・右半分の操作だ。Ubuntu にも類似の操作はある。 Mac OS X にはこの操作がないため fikovnik/ShiftIt を使っていた。
この操作の利点は window の細かい位置調整を避けられることだ。ぼくの経験則だけど、ほとんどの場合は半分ずつ並べるか最大化で window の配置は事足りる。window の重なりは死角をつくったり、見失ったりする原因だと思っている。
Twitter だったかで tiling window manager というのを見かけて、ためしてみたいと思っていた。もともと X Window に詳しくない上、Mac OS X で、となると余計によく分からない。ぱっと見た感じ簡単に導入できそうな Amethyst を試すことにした。
Amethyst は自動で window の配置を tile 状に整えて shortcut key を提供する。思ったより上位で操作している気はするが、それらしい体験はできそうだ。
まだ 1 日なので勝手はつかめていないが、最小操作から順に増やしていくつもりだ。
最小操作を次のように決めた。 layout は tall と fullscreen を使う。tall は左半分に main window、右半分にその他の window を縦に並べる。 tall では "Move focus clockwise" で順に focus を移して "Swap focued window with main window" で入れ替える。
- Select tall layout (Ctrl+Cmd+A)
- Select fullscreen layout (Ctrl+Cmd+F)
- Move focus counter clockwise (Ctrl+Cmd+K)
- Move focus clockwise (Ctrl+Cmd+J)
- Swap focused window with main window (Ctrl+Cmd+Enter)
1 日で既にいくつかの操作を追加している。
- Increase main pane count (Ctrl+Cmd+,)
- Decrease main pane count (Ctrl+Cmd+.)
- Swap focused window counter clockwise (Ctrl+Cmd+P)
- Swap focused window clockwise (Ctrl+Cmd+N)
- Shrink main pane (Ctrl+Cmd+H)
- Expand main pane (Ctrl+Cmd+L)
...
ここからは不満などの感想。
ときどき挙動が怪しい。Relaunch に shortcut key を設定したくなるくらいに。
既定の mod1 / mod2 が押しづらい。Cmd を絡めると他の App や Mac OS X と噛み合わないのがつらい。Windows や Ubuntu が Cmd 相当の key を App で使わないようにしている判断は正解だと思う。うまく Karabiner と連携してぶつからない key をつくれると良いのだけど……。
もうすこし柔軟な layout がほしい。tmux より操作しづらいのはどうかと思う。
ほかの tiling window manager を試してみたい。その際は Mac OS X から離れるほうが楽な気もする。