2015-05-08 『スクラム実践入門』をよんだ
『スクラム実践入門』
『スクラム実践入門』を読んだ。とはいえ読んだのはもう 2 週間も前になる。
2015-04-27 の餃子のくだりですこし触れた。あれはその前の土曜日に『スクラム実践入門』を読んで会社 Slack にその雑感を書いた結果のひとつだ。
結論から書く。この本は全体的にポエムっぽくてエモい内容なので軽い読み物やスクラムのおさらい程度に読むのが適当だと思う。
この本を読む目的・理由としては最近ぼくの参画しているプロジェクトがうまくまわっていないのでそれをうまくまわすためにどうすればいいかというアイデアをスクラムに見つけたかったから。スクラムへの知識レベルは過去 (2014-01-05) に『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』を読んだ程度であり復習を兼ねている。
各章をぼくなりに簡単にまとめると次のようになる。
1 章はポエム。まとめだけ読めば良い。結論としてはソフトウェア開発は見えづらく難しいので What 何を How どのようにつくるかを整理することが必要という話。
2 〜 4 章はスクラムの説明。スクラムをおさらいするのにちょうど良い。
5 章はスクラムのプラクティス。用語集みたいになっているので読んでもあまり楽しくない。なくてもスクラムは機能しそうなので読まなくても良いかもしれない。
6 〜 8 章は GMO ペパボ・mixi・DeNA の事例紹介。たぶん「ふーん」と読み飛ばすことうけあい。
9 〜 12 章はよくある問題と解決策。事例以上にあるあるで笑える。
ぼくのお気に入りは 2 〜 4 章のスクラムの説明部分と 9 章以降のよくある問題集。
2 〜 4 章は目的であるところのスクラムの復習にちょうど良かった。ロールとイベントと作成物。用語とその目的や注意事項など。非常に簡潔なので短時間で読めて良いと思う。
9 章以降のあるあるのうち特にお気に入りが 10 章。該当する項目が多いと面白いと思う。
ぼく個人の話に戻る。
スクラムはそもそも弊社には人数の都合からして導入できない。ただそのエッセンスというかプラクティスやプロセスについて「なぜ」そうするのか「なぜ」それが必要なのかという部分で理解できると適用できる部分はままあると思う。
たとえばスプリントというタイムボックスは「なぜ」必要なのか。スクラムにおいてはスプリントはベロシティの計測単位でありレビューとふりかえりの期間としての単位である。いわゆる PDCA サイクルを少なくともこのスプリント単位でまわすことができる。記載はないけど期限を切ることで目標を立てやすくなったり推進力が増す可能性もある(大体の人は夏休み終盤のペースで宿題に取り組めないものだ)ように思う。
プロダクトオーナーは「なぜ」必要なのか。プロダクトバックログは「なぜ」必要なのか。そういう噛み砕いて取り込もうとする姿勢で読んだ。
その他
風邪を引いたみたいだ。のどがはれて背中や腰などが痛く体がだるい。