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2025-08-13 すこしゆううつになっている

すこしゆううつになっている。ちょっとした残業と日光の不足あたりが原因じゃないかと思っている。そう思うようにしている。そうやって他の原因から目をそらそうとしている。

bouzuya/zenn に記事の下書きをためている。目をそらしながらだけど、「一体、何をやっているんだろう」と思う。思うときがある。

ぼくが一生懸命書く記事はたぶん AI にひとこと「〜について教えて」って書いて返ってくる答えよりも浅いし分かりにくい。

でも書いている。書こうとしている。なぜか。そこにきれいな答えを持っていないのもゆううつな原因のひとつだと思う。

AI に助けてもらいながら書けば楽だろう。そも記事なんて適当に生成させることもできる。でもそうしない。なぜか。「あえて非効率な方法に固執している」とかどうだろう。

うーん……。

こういう気分のとき、ぼくは「上には上が下には下が居る」と考える。

ぼくよりもうまい文章を書く人間も(ソフトウェアも!)山ほど居るし、ぼくよりも下手な文章を書く人間も山ほど居る。ぼくは、ぼくの記事は、良いとも言えるし、悪いとも言える。上だと思うな、下だとも思うな。しょせん中途半端なまんなかのどこかにある、ありふれたものだ、と。

だからこそ、好きにしていい、と考える。

ぼくの何かは他人が注意を払うようなものではなく、他人と比べてどうこう考えるようなものではない。山ほどあるうちのたったひとつだ。ひとつ増えたって誤差みたいなものだ。大きな流れは無視していい。

大切なのは自分がどう思うかだ。他人にとって山ほどあるもののひとつだが、自分にとって自分のものは唯一無二だ。自分がどう思うか。自分が好きなことをできているか。やりたいことをできているか。楽しめているか。納得できているか。自分がどう思うか。それが大切で、肝心だ。

うーん……。

なんとなく記事を書くことをむだなものと感じている部分はある。一方で、記事をきっかけに thiserror のコードリーディングをし、 proc-macro を実際に書いてみようと思い、実際に書いた。 bouzuya/rust-sandbox に firestore-path-helper だ。前進だ! 前進している。良いことだ。良いはずなんだ。そう思うようにしている。そうやって何かから目をそらそうとしている。

やっぱり、すこしゆううつになっている。


今日のコミット。