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2019-03-26 『ポモドーロテクニック入門』

『アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門』を読んだ。

以前にも読んだことがある (2013-02-05) 。なかなか面白い感想が書いてある。「集中するには休むことが必要」という再発見をしたそうだ。ぼくは。まったく覚えていない。意図的にタイムボックスを短く区切っていくところが印象的だったのだろうな。

何にせよ。ぼくはポモドーロテクニックが好きだ。

ひとつには概要の説明が簡単な点で好きだ。

ポモドーロテクニックは、とてもシンプルです。最優先の活動を今日の ToDo シートから選び出し、タイマーを 25 分にセットし、そのアクティビティに集中するだけです。

1 ポモドーロ (= 25 分) というタイムボックスを決める。タイマーが鳴るまでひとつのことに集中する。コアな部分はそれだけだ。

これは極めて具体的な方法だ。それもあって理解しやすい。以前の『エンジニアのための時間管理術』 (2018-12-12) や『はじめての GTD ストレスフリーの整理術』 (2019-03-02) よりも細かい単位で機能する。組み合わせることもできる。

ぼくはいまポモドーロテクニックを厳格には実践していない。ただ似たような行動様式はしばしばとる。

たとえばぼくが本を読むときだ。ぼくはタイマーをセットする。

これはまず読む速さ・読み終わる時間を知りたいからだ。読み終わるまでの時間という全体像が見えると計画が立てられる。一日に何時間読むと何日で読み終わるのかをおおまかにでもつかむことができる。

次に「とりあえず」ではじめられるからだ。はじめの一歩を踏み出せるからだ。先送りせずに 5 分だけ読んでみる。読みはじめると続きが読みたくなることも多い。

そして集中できるからだ。読書というひとつのこと以外を頭の外に追い出すことができる。割り込みがありそうな場合も必要ならメモだけするなどして続ける。タイマーが鳴るまでに別のことをするのは目標を投げ出してしまうという罪悪感が伴う。時間の超過を心配する必要はない。タイマーが教えてくれる。

最後に成果が得られる・見えるようになるからだ。たった 5 分 10 分でも数ページでも進むと達成感が得られる。前述の計画と合わせてゴールに近づいていることを感じられる。

この読書法とポモドーロテクニックには似た部分があると思っている。

自分の見積もりに自信が持てるようになる。はじめの一歩を踏み出せる。余計なことを頭の外に出してひとつのことに集中できる。小さくて確実な成果と達成感が得られる。

本としてどうかは分からないがポモドーロテクニックの要素はいろいろな人に知ってほしいものだなあ。


bouzuya/purescript-at-coder ABC122 の A, B, C を解いた。

C 問題に苦戦した。 Data.Array.ST を使った。欲しくなることが多そうなので慣れておいたほうが良さそう。あと今日も Map を試してダメだった。もうすこし実装を理解して使いたい。