2017-07-13 すべては持てない、うまく捨てろ、捨てられないものに注意せよ
昨日 (2017-07-12) 書いた Heroku アプリの棚卸し。 Node.js のバージョンアップは完了したものの、半分くらいで投げた。
再認識したことがふたつある。
- 多くのものを維持するのは難しい
- 維持し続けないといけなくなるものには注意すべき
ひとつめ。多くのものを維持するのは難しい。大量のアプリケーションを最新状態に維持することは難しい。自動化できる部分もあるが、そうでない部分は難しい。住んでいない家を維持し続けるのがつらいのと似ている。
いま関心のないものに力を入れることは難しい。できるが、それをすると、いま関心のあるものに力を入れられなくなってしまうだろう。どこかで手を引く必要がある。
たとえば、いまさら Gruntfile や Backbone で書いたものを npm run script や React などに置き換えられるだろうか。不可能ではないが難しい。もちろん、そのシステムを新しい技術に置き換えながらでも進めるべきものならそうすべきだ。しかし、単発でつくったものや技術検証のためにつくった場合などは難しい。
先の住んでいない家の例のように、使っているものは維持していく、そうでないものはうまく捨てていくのが良いのだろう。
ふたつめ。維持し続けないといけなくなるものには注意すべき。先に書いたとおり、うまく捨てていく必要はあるのだけど、だからこそ捨てられない(捨てにくい)ものには注意したほうがいい。
たとえばドメイン名だ。ドメイン名は不用意に捨てられない。少額ではあるものの維持に費用もかかる。捨てたくなったときに維持し続けるのは苦痛だ。 URL も下手に切るとまずいだろう。
可能なら(名前にこだわりがなければ)絶対に手放さないドメインからリダイレクトすると良さそうだ。 bouzuya.net にもそういうリダイレクト用のパスなどをつくろうかな。
まとめると「すべては持てない、うまく捨てろ、捨てられないものに注意せよ」そういうことだ。