2016-05-30 『ズートピア』をみた
『ズートピア』を観た。2D 吹き替え版を映画館で妻と観た。
全体に対する印象は「すこしひねくれている」というもの。
これは『ズートピア』の伝えたいことが、現実における偏見・差別への言及にあるからだ。草食動物だから、キツネだから、などとと見た目で判断してはいけない。草食動物のウサギに警官は無理だと判断してはいけない。ウサギが小さいから弱いとは限らない。キツネがウソつきとは限らない。ヒツジがおとなしくて優しいとは限らない。ズートピアという街はすべての動物たちが共存するところとして描かれる。大きさ・形・考え方もいろいろな動物が共存している。でも同時に現実は偏見や差別を持った人も居るところとしても描かれる。
『ズートピア』は終始一貫して偏見・差別を裏切るようにできている。それがぼくにはすこしひねくれて見えたというわけ。