2012-11-20 ぬいぐるみ
何もないぼくの部屋をいろどるために友人からぬいぐるみをもらった。友人は「ぬいぐるみが多すぎて処分に困っているから」とくれた。アニメに登場するキャラクターなのだけれど、知らなければただのペンギンである。青と白で背中に「2.」と書かれている。
せっかくなので鏡の裏にかざることにした。
ぼくはひねくれているので、見えるところに堂々とかざるのはそれらしくない。よく見れば飾ってある、くらいの位置が狙いめである。試しに置いてみたところ、鏡の裏からこちらをのぞいているようで、なかなか良い。かわいらしい。
思い返してみると、ぼくはこの歳まで一度だってぬいぐるみなど飾ったことがない。ぬいぐるみが飾ってあるような部屋に行くとひどく緊張しそうだ。そう考えると、これは訓練にもなるのかもしれない。
ぬいぐるみからのぞかれる生活がはじまる。
10 min.