2012-09-22 ボールペンを買いに行く
今日はボールペンを買いに行った。
きっかけは手帳である。ブログにも書いたはずだけれど、先日、手帳を買った。A5サイズの皮の表紙のシステム手帳である。今週からそれを使っているのだけれど、皮の手帳にプラスチックのボールペンをさしていると、なんだか不恰好な気がしてきたのである。
合う合わないの感覚をぼくは大切にしたい。寿司屋でミルクレープがまわってくる時代ではあるけれど、それぞれの場面で自身の感覚でもって判断したい。今回はダメだと感じた。アルミでも木でも良い。プラスチックとゴムではまずい。これはぼくの感覚の問題だ。
見ためのほかに機能的な問題もある。そのボールペンには持ち手にゴムがついているのだけれど、それが邪魔をしてスムーズにペンをさすことができないのだ。さっと取り出して、さっと片付けられる。当たり前のことをできないと気分が悪い。
そんな理由からボールペンを買いに行くことにしたのだ。
会社の先輩が1万円もするボールペンを見せてくれた。確かに良いボールペンだったが、真似をするわけにはいかない。おそろいのボールペンなどを使った日には心の底から嫌がられるだろう。そもそも、そんなお金はない。
良いボールペン。5000円までで新しい手帳に適したもの。それでいて、いまのお気に入りのボールペンに負けない書き心地のやつを求めて、ぼくは三宮に出かけた。
触って決めようと思ったのだけれど、先輩の使っていたような高いボールペンは触れるところにはなくて、ショーケースに飾られていた。店員さんにお願いすれば触れそうだけれど、どれもキラキラしていて、ぼくにはものを書く道具ではなく飾りものにしか見えなかった。
結局、使い心地と色合いを重視して、信じられないような名前とロゴのダサさには妥協して、『ジャストミート』を買った。1万円と比べれば1000円は大した額ではないけれど、「たかがボールペンに1000円をかけるなんて」と冷やかされそうでドキドキする。
人混みでどっと疲れた。大阪と三宮では人の歩き方が違う気がした。大阪ではこんなに疲れないのだけれど……。休日だから人が違うのかもしれない。
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